園長から伝えたいこと

就職相談会✨

本日福島学院大学駅前キャンパスで開催しております😄

業界についての率直な疑問点
なんでも聞いてください😆

当園ありがたいことに
今のところ
人員の募集はないのですが😅

聞きたいことあれば
なんでもお話しします❣️

#学校法人福島わかば幼稚園 #就職相談会 #保育業界 #なんでも聞いてね #園長 #理事長 という#濃いメンツ 😅で#お待ちしております
🐕🐩🦮🐕‍🦺✨

個展の告知です☺️

当園美術講師&園長の志門くんが描いた

『草野志門 犬の肖像画展 nice to meet you again』

地元八島田のart&cafe Petit Pecheさんで
開催します❣️

cafeで☕️や食事と一緒に
8匹のかわいいわんこの絵をお楽しみ下さい😊

日頃人間に愛されている犬たちは
きっと幸せで嬉しくて
でも
時々淋しくて
時々退屈で…

皆さんは絵を見て
犬たちのどんな思いを感じるでしょうか😊

お店の情報&志門くんの絵の情報はチラシのQRコードからご確認下さい

作家(志門くん)
がいる日時は後日お知らせしますね〜

#美術講師志門くん #犬 の#肖像画展 #草野志門 #犬の絵 #オイルパステル画 #展覧会 #美術展 #お絵描き大好き #学校法人福島わかば幼稚園 #アートアンドカフェ #プティぺシェ
🎨🖌️✨💕

今日、アトリエの道具たちが待つのは
年長さん❣️

#学校法人福島わかば幼稚園 #アトリエ #美術講師志門くん #イーゼル #モチーフ は#春のお花 #水彩絵の具 #お絵描き

「穏やかで賑やかでおもしろくて幸せな4月」を楽しんでいます(^o^)丿

春爛漫の始業式と入園式からもうすぐひと月ですね。

泣いていた子が、粘土の面白さに気づいた瞬間の表情の変化や、いつもやんちゃな年長さんが年少さんに「大丈夫だよ」と優しく声をかけている姿に、毎年新鮮な感動をもらう4月です。

新入園児さんは泣いたり遊んだりを繰り返して、少しずついろいろな経験をして来ましたが、もうすっかり先生の話を聞いて理解して行動することができるようになりました。園庭で遊んでいると、「一緒に遊ぼう!」と元気に声をかけてくれます。

園では、新入園児もできるかぎり自分で何でもやるように声をかけています。
年少さんは泣きながら登園しても、先生や年長さんに励まされて、ちゃんと自分で上履きを履いていましたが、今は、靴箱の場所も覚えて自分でできるようになりました。

入園式の次の日に「園長先生!ご飯ちゃんと食べて来たよ」と報告してくれた年少さんもいました。入園式のお話をちゃんと聞いていたんですね。

バス通園の子は年長や年中のお姉さんお兄さんがちゃんと手をつないで、年少さんを玄関まで連れて来てくれます。

そんな普段通りの園生活が、このまま続くのか否か、新型コロナウィルス感染症流行の動向によって左右されるであろう令和3年度です。目に見えないウィルスとは戦うことはできませんから、新型コロナウィルス感染症予防と教育の機会の確保を両立するための努力と工夫を続けていくだけです。

さて、2月に新型コロナウィルス感染症予防について1年間園で行ってきたことの振り返りを行いました。
4月に新しいお友だちを迎え、今後についての変更点も含めて、今一度振り返りたいと思います。

大型連休にも入りますので、お手数をおかけしますが、読んでいただきたいと思います。

1.園では、下記の物を導入設置しています。
① 紫外線の空気清浄機をクラスに 1台ずつ設置。
② 園児用アクリルパーテーション 14台、来客用2台購入。
③ 移動型オゾン発生器を 今年2台追加して合計2台設置。
④年少、年長クラスは 2人掛けの机使用。年中は 4人掛け机を二人で使用。
⑤ その他、非接触型の体温計や消毒器具、消毒液、マスクやフェイスシールド等常備。

2.新型コロナウィルス感染症予防対策と指導
① 新型コロナウィルス感染予防マニュアルを昨年春に作成して職員に配布、感染しない、させないように徹底。
② 職員への休日の過ごし方(移動、会食、飲食の制限)等の周知。
③ 園舎内の各所に予防について気づきを促すポスターを貼付。
④ 園児の降園後、園内の清掃と消毒。
⑤ 手洗いの指導。手指の消毒の指導。
⑥ 保育室の常時換気。
⑦ マスク着用(昼食後に必ず取り換える)指導。
⑧ 指導時職員はマスク及びフェイスシールド着用。
⑨ 園児は必要に応じてフェイスシールド使用。
⑩ 歌唱等の制限やソーシャルディスタンスを意識するよう指導。
⑪ 発酵食品や野菜等、免疫力向上を考えた給食メニューを提供。
⑫ 雨天時以外は必ず空気の良い戸外で遊ぶ時間を作る。

3.感染予防についてご家庭への協力依頼
① 分散降園
② 咳や鼻水を始め、体調不良が見られた場合は、登園せずに家庭で療養する。
③ 同居家族が体調不良の場合も、念のため登園せずに家で過ごす。
④ 免疫低下を防ぐために、栄養と休息を心掛ける。
⑤ 本人、同居家族が感染または濃厚接触者となった場合は、連絡をいただく。
⑥ 昼食後の歯磨きは降園後に家で行う。

そして、皆さんと一緒に上記の感染予防を行ってきた結果(現在の状況)です。
園内での新型コロナウィルス感染は今のところありません。
風邪等の症状が少しでも出た時点でお休みして頂いているおかげで、冬に流行しやすい疾病も流行しませんでした。

全ては、ご家庭、職員、園の三者が協力して予防にあたって来たからだと思います。
当然、様々な場面で大なり小なり、がまんしたり見送ったりしたこともあると思います。
ただ、みなさん同じようにそれぞれの立場で大変な思いをしているのだということ、もっと大変な思いをしている方がたくさんいることは、間違いないと思います。

生きているとどんなことが起こるかわかりません。
新型コロナウィルス感染症の対策が確立していない中、2月に震度6の地震が発生しました。今後も油断できません。
新型コロナウィルス感染症に関しては、変異種も流行しています。
これからまた驚くような出来事が起こるかもしれません。
でも、何があっても、皆さんが家族を大事に思う気持ち、私が皆さんや職員を大事に思う気持ちは変わりません。

以上の振り返りから、引き続き、慣れて来た予防対策を、習慣(あたりまえのこと)として行っていくことが、新型コロナウィルス感染症にかからないために一番大切かつ適切ではないかと考えています。
福島市を他の地域と比べてまだ大丈夫と思うのは間違いです。変異種も出てきた中ワクチンの効果も確立していない、治療する薬はない、という状況なのですから。

現在、国や自治体からは、今まで通り気を抜かずに予防対策を行いつつ園生活をするように、との通知が来ております。
しかしながら、感染リスクを減らすために、園生活の時間を短くしたいと考えている保護者もいらっしゃると思います。
幼児は自分で全て判断して予防対策できる年齢ではありませんから当然です。
国内の感染状況や気温などから判断し、時々お休みして、集団生活のリスクを減らしている方もいらっしゃいますので、そういった対策や工夫もして下さってかまいません。
今後もみんなで感染しない、感染させない思いで、充実した園生活を続けたいと思います。

園児の様子を見る限り、みなさん健やかに生活している様子ですが、リモートワークやステイホームで家族が密接に過ごすようになったことで、虐待や DV 等が増加傾向であることが、報道に加え、保育に携わる方からも聞こえてきています。
もし、そのような状況にある方、誰かの異変に気付いた方は、園長に声をかけて下さい。

子どもたちは、空を見上げても毎日新しい発見をしてはしゃいでいます。大人の私たちも、様々な視点を持って、子どもと一緒に日常を楽しみたいと思います。
これからも、ご理解とご協力の程宜しくお願い致します。

 

 

余震対策について

暖かい日になりましたね。

園周辺は、朝方電気が復旧しましたが、ガスや水道などがまだ復旧していない地域もあると聞きました。

夜中の地震で怖さと寒さの中、一晩過ごされたことと思います。

昨夜の地震後の経過についてお知らせします。

 

地震1時間後に、園舎の確認に出向き、停電のため懐中電灯を照らしながら点検しました。

旧園舎側2階に軽微な損傷を認めました。

保育室内は、多少動いたものはありましたが、落ちたもの倒れたものはありませんでした。

 

本日朝、職員6名で園舎内外を点検しました。

軽微な損傷部分にはついて業者さんに点検していただきました。使用には差し支えない程度ということで、後日修復予定となりました。

 

さて、明日からの登園についてですが、

①今後1週間程の間に、強い余震が来る可能性があること

②余震がどの程度の強さで、いつ来るかわからないこと

 

以上のことから、懸念される点が複数あります。
地震対策をできる限り行っても、子どもたちがどんな状況にあるときに起きるかわからないため、100パーセント園児全員をを守り切れるかと考えると、無理があるかもしれないと言わざるを得ないからです。

 

天災はいつ来るかわからないものですが、今回の場合、余震が1週間ほどの間に来る可能性が高いとわかっているのであれば、安全のためによいと思われる方法をとることが大切だと思います。ケガ等があった場合、今後の新型コロナウィルス感染状況によっては、治療もままならないことがあるかもしれません。

つきましては、家で過ごすことが可能な方は、できるだけお家で過ごしていただく、バス通園の方は、送迎で登園するなど、ご検討頂ければと思います。

 

新型コロナに地震と、大きな心配をしながらの生活となり、皆さん、心身の疲弊もあって大変だと思います。今回は1週間くらいという期間の目安がありますので、協力して一緒に頑張りましょう。私たちも、いつも以上に注意しながら保育を行います。

ご協力のほどよろしくお願いします。

進級、卒園まであとひと月余り。新型コロナウィルス感染予防もうしばらく頑張りましょう。

2月も半ばになり、卒園、進級する日まであとひと月余りとなりました。

今日は久しぶりの晴天で「園庭に雪がないのって久しぶりだね」と早朝保育の子どもたちに声をかけると、「やったー、雪のないところで遊べる!」という返事が返ってきました。福島っ子の正直な感想ですね(^-^)
今年は雪の日が多く、雪遊びが十分にできました。積雪にもだいぶ慣れて、歩き方、遊び方も含め、雪との付き合い方が上手になったと感じています。

困っているお友達を気遣うこともできるようになった年少さん、給食の残食なしの日が多くなった年中さん、卒園制作の取り組みの中で意識も技術も向上している年長さん。一人ひとりがぐんと成長してきたと感じる今日この頃です。

さて、新型コロナウィルス関連のニュースも耳に慣れてしまい、それ自体は一喜一憂していても仕方がないので悪くはないと思うのですが、感染者、重傷者、死亡者についても、数だけで捉えてしまっているということはないでしょうか。

もし、人数が減った増えた、それだけで大丈夫か否かを判断しがちになっているとしたら、改めなくてはなりません。
数字はただの数ではなく、数字の中の一人ひとりが、自分や家族と同じ「人間」だからです。

感染してしまった人や家族の辛さを想像し、私たちは、今まで通りの感染予防を習慣として行っていくことが大切だということを、改めて考えることが必要です。

もうしばらくするとワクチン接種が始まると思います。少なくとも、それまでは今の予防を続けて、感染しないように気を付けたいと思います。

コロナ慣れ、という言葉も聞かれますが、私たちは、予防対策に慣れたことを強みに、予防を継続して、誰も感染せずに進級、卒園の日を迎えたいと思います。もう少しの間、感染予防のご協力をお願いします。

運動会の御礼

分散運動会3回無事に開催できました。御礼と報告です。
秋晴れの今日(風かなり強いですが)、先週に引き続き、東園舎玄関ホールのちょびっとずつリフォーム進行中です。
一気にできればいいのですが、子どもの教育時間と皆さんの安全、先生のストレスその他もろもろ考慮して、でもやっぱり少しでも早くきれいにしたい!ということで、土日利用で少しずつ行っています。
 
先週玄関ホールの床の張り替えが済み、今日は玄関ホールの掲示板と階段の張り替えです。
園舎自体の躯体はしっかりとしていて、まだまだ元気に使用できますから、あちこち古くなった所を改修して、園舎にも長生きしてもらおうと思います。
 
さて、天気が危ぶまれた22日の年長さんの運動会も無事に開催することができました。
綺麗に除草していただいた園庭で、全学年の運動会が予定通り終了したことをご報告いたします。
保護者の皆様のご協力と、子どもたちの成長と努力のお陰です。
私たち職員も、考えられる限りの状況を想定して準備してきた結果、無事に開催できてほっとしています。
 
幼稚園において新型コロナウィルス感染症予防対策を万全にするなどということはできません。
皆ができる限りのことをしながらの園生活です。
保護者の皆さまが、お子さんやご家族の体調の変化ですぐに休んで療養して下さる等、感染症予防対策をしっかり行ってくださったことが、運動会を開催できた一番の要因だと思います。
近隣地域の感染状況、子どもたちやご家族の体調、職員の体調、いろいろ考えて、よし、今ならやれる、と判断し開催することができました。
ご配慮とご協力、本当にありがとうございました。
 
昨年までと違うからこそ楽しめる開催の仕方についても検討し、お昼も食べてもらうことにしました。
もちろん、反省点もたくさんあります。しっかり記録して次に生かします。
 
「学年毎だったので、子どもの様子がよく見られてとてもよかったです」
「アットホームな感じで楽しめました」
「動画も見られてよかったです」
等々、皆さまからの嬉しいご意見をいただき、私たちも更に頑張らないとね、と話し合いました。
 
さてさて、分散開催は東日本大震災の年以来。
そして、分散で園庭での開催は今年が初めて。
ついでに、私も運動会3回フル参加したのは初めてでした(笑)
 
良くも悪くもいろいろなことがあって、いろいろな体験をして、いろいろな思いも経験して…
子どもたちはきっと非認知能力の高い人間に育つなぁと思いました。
 
〝どうする?〟
 
子どもたち、特に年長さんによく問いかける言葉です。
 
何かを選択する時、何かを成し遂げようとする時、自分が困った時、家族や友達が困った時…
「どうする?」自分自身に問いかける言葉でもあります。
 
どうする?と思った時、考えて、自分でも調べて、人にも聞いて、試して、また見方を変えて考えて、いろいろな方法でやり直して行くことができる人間に育って欲しい。
もちろん、幼稚園とは意図的にそういう人間が育つための環境を整えて育む場所です。
 
非認知能力を伸ばすのは幼児期。
育てる場所としての幼稚園。
人的環境としての幼稚園教諭。
 
職員全員、心して頑張ります!(^^)!
 
 
 

2学期からの保育について

令和2年8月24日

保護者各位

学校法人福島わかば幼稚園
園長 草野美恵子

2学期からの保育についてお知らせです

本日の除草においでいただいた皆さん、ありがとうございました。おかげさまで子どもたちが遊ぶ園庭がすっきりしました。明日も予定しておりますので、本日おいでいただけなかった皆さんには、少しの時間でもご協力いただければ幸いです。
2020年の夏休みも終わり、26日からいよいよ2学期が始まります。夏休み中に会ったお子さんたちからは「お庭で毎日プール入った!」という声が多く聞かれました。中には「キャンプ場を予約していたけれど、感染が広がって来たのでキャンセルしました」という保護者の声も聞かれました。
感染者が増えて来た状況を受け、夏休み中に決定した10月前半までの予定についてお知らせします。日々状況が変化するため、お知らせするのが遅くなったことをお詫びします。
新型コロナウィルス感染症予防対策については、この半年で、国の方針は驚くほど変わり、学校関係はそれに従わざるを得ないのが現実です。新しい生活様式と銘打たれ、予防は各個人の責任でということになりました。
経済の発展に力を入れると、新型コロナウィルス感染症予防に力を入れても、感染者が減少することはない、というのが現状です。今後、様々なテクノロジーと人の知恵や工夫を動員して経済発展の方法が進化すれば、状況も変わると思いますが、最終的に必要なのは安全なワクチンや治療薬です。
明後日から二学期が始まりますが、時差登降園、自由登園を継続します。
9月に予定していた祖父母参観日と親子遠足は行いません。お子さんやお孫さんの様子を見ていただいたり、保護者同士コミュニケーションを取って皆さん仲良くなってもらったりすることが目的でしたので、今行うことはできないと判断しました。
敬老の日には、子どもたちが制作したプレゼントと、祝い菓子を持ち帰ります。同居していないおじいちゃんおばあちゃんには会うことを控えている状況だと思いますが、プレゼントをぜひお渡しいただければと思います。また、秋の天気の良い日を選んで、クラスや学年単位で歩いてお出かけする園外保育を計画しています。
10月開催予定の運動会は、平日に親子競技を中心に園庭で分散にて行う予定です。こちらは親子参加となります。詳しい日程は決定次第お知らせします。時間も1時間程度に短縮して行う予定です。戸外で行いますので天候によって順延等の対応になります。
一学期中に東園舎玄関ホールに1台導入した紫外線でウィルスを除去する空気清浄機を、各クラスに導入することにしました。夏は窓全開にエアコンで乗り切れそうですが、福島の冬はそうはいきません。ウィルス除去の機器を使いながら暖かい部屋で園生活を送りたいと思います。
これから、園児募集説明会や教諭の募集、実習生の受け入れ等に関しての方法もやり方を変えながら行う予定です。園生活を行うことと、感染症予防は相反する行為であると、前回のブログに書きました。現状、園生活を続けながら、出来る限りの新型コロナ感染症予防対策をして行きます。
 皆さんにお願いです。新型コロナウィルス感染症予防のために、下記について引き続きお願いいたします。
  • 一学期同様のマスクの着用と替えのマスクの準備をお願いします。ただし、熱中症予防のため、状況に応じてマスクを外して活動します。
  • 預かり保育は長い時間集団生活することになるため、2号認定の方のみお預かりすると同時に、保護者どちらかがお休みの場合は家庭での保育をお願いします。
  • 熱だけで判断せず、食欲不振、下痢、咳、など、体調不良の症状が見られた場合は登園せずに療養して下さい。ご家族の方が体調不良の場合も登園しないようお願いします。
  • 登園、降園の際は保護者間のおしゃべりを控え、速やかに帰宅して頂くようお願いします。
  • 保護者の判断にて、在園時間、登園日を選んでいただいて構いません。その際はメールシステムで連絡だけお願いします。
園独自の新型コロナウィルス感染症予防対策マニュアルも随時改訂して職員間で共有し、対策を行いますが、幼稚園では密閉以外の密は防げません。
生きていれば予期せぬ出来事の連続ですが、今年は新型コロナウィルス感染症予防が生活の第一課題となりました。見えないだけでなく、感染したら命に係わる可能性もあるし、陰性になっても後遺症のような症状が長い間残ることもわかって来た新型コロナウィルスです。薬がないのですから、感染しないことが重要なのは言うまでもないと思います。
新型コロナウィルス感染症を予防するためには、皆さんの意識(予防もそうですが、自分が無症状の感染者かもしれないということ)と協力が欠かせません。どうか、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

1学期の様子についてお知らせします。

お世話になっております。
夏休みが始まり約10日が過ぎました。
例年ですと、1学期に園生活の様子をおはなしする機会があるのですが、今年は文章で失礼いたします。
まず、健康状態について。
園児やそのご家族に熱、咳や鼻水等の症状がみられた場合、すぐに家庭で療養する対応をしていただいたおかげで、天候不良の梅雨時にもかかわらず、例年に比べて体調を崩す子がとても少ない1学期を過ごすことができました。
また、新型コロナウィルス感染予防のために、時々登園を控える方も複数いらっしゃいました。皆さん、ご配慮ありがとうございました。
本来なら4月の午前保育中に、幼稚園や新しいクラスでの生活に慣れていきますので、休園から始まった新年度、どんな様子を見せてくれるか少し心配していました。
休園中いろいろ考えて、ウェブ配信して顔を覚えて親しみを持っていただいたり、皆さんにご協力していただき、新入園児さんの親子登園日を設けたり、家庭訪問を数回行ったこともあって、皆、短い期間ですっかり慣れてのびのびと園生活を満喫している様子です。もちろん、登園時にお母さんと離れ難いお子さんもいますが、私がクラスの様子を見に行くと、元気に声をかけてくれるようになりました。
保育用の机は本来4人掛けとなっていますが、1台2人で使用し、活動中や食事中、向かい合わせにならないようにしています。
年長組の机は創立当時から30年くらい前まで使用していた木製の机を大工さんに鉋をかけてもらって、こちらも3人掛けですが、1台2人で使用しています。
粘土やお絵かき、折り紙、工作、机の上で朝の遊びも盛り上がっています。梅雨に入り雨の日も多くなりましたが、一日中降り続く日は少なく、雨の合間は必ず外に出て遊びました。
走るときは一方通行ですので向かい合うことはない、という理由で、西園庭に白線を引いてトラックを作り、密を避けての体力作りに、年長さんを中心にマラソンも始めました。1周約111メートル。競争ではありませんが、どのくらい走ったか知るためにシールを貼るグラフを準備しました。
アート活動も行っています。年少から年長まで、紫陽花を観察しながら和紙ににじみ絵を楽しんでうちわに貼って仕上げたり、七夕の短冊を作ったり、金魚を折ったりしました。
水粘土を体全体を使ってこねて遊ぶ経験もしました。年少さんが描いた大きな大きな海の絵は階段踊り場の壁に展示してあります。
卒園制作は美術講師が園児全員参加する壮大なアートプロジェクトを計画し、すでに導入も始まっています。
着替えの際など、感染リスクが大きいため、プールは行わない判断をしましたが、夏ですので、水遊びは行っています。外遊びの際は熱中症の危険があるため、マスクは外して遊んでいます。手洗いはとても上手に行っています。
園外での活動として、年長組がジャガイモ堀りに出かけました。今年は市の事業が中止になったところに、別のところからお誘いいただいたので、ご厚意を受けて無料での収穫をさせていただきました。
土を掘ってミミズに出会いながら、ひとり5~6個収穫させていただき、そのうちひとつはすぐに園のキッチンで蒸してもらって、とれたての熱々を味わいました。
最初は塩をふらずに味わってもらい、途中から希望者だけ塩をふって食べました。ほとんどの子は「おいしい!塩いらない」と言って、食べていました。持ち帰ったジャガイモはお家で食卓に上ったことと思います。
急な芋堀りのお誘いでしたが、ありがたい申し出でもあり、年長さんに体験させてあげたかったので、盆踊りを後倒しにさせていただきました。年中さんは来年、年少さんは再来年同様の体験をしに行きますから楽しみにしていてください。
参観をしてもらう機会を作るのが難しい状況です。盆踊りは外で行うこと、2回に分けることを前提に計画しました。
園に来てしまえば密閉以外は避けられない場面だらけです。感染予防を考えるならやらないほうが良いに決まっていますが、1学期最終日の園児の体調が良好なこと、近隣での感染がないこと、保護者の皆様が感染対策をしっかりとって下さっていること、そして、この後はいつできるかわからないことから、参加はそれぞれ判断していただく自由参加にて行いました。目的は、園にいるときのお子さんの表情を見ていただきたかったからです。入園、進級して2か月余りですが、みんなよい表情をしていると思いました。
今年は写真屋さんも変更が多く大変な仕事になっているということですが、何とか時間を作ってきていただくことができました。犬のおもちゃに空気を入れ、水ヨーヨーを作って準備して下さったお母さん方、ご協力ありがとうございました。
はっきり申し上げますが、すべてを新型コロナウィルス感染症流行前の状態で行うことはできません。感染しないことと園生活をすることは相反する行為だということを頭にしっかり叩き込んで計画をしています。
当然、何もかも初めてです。細かい情報はネットからです。すなわち、何もかも手探りです。ご不便をおかけすることも承知の上です。命が危ぶまれるかもしれない状況で園生活を通常に近い形で行わなければならないことに矛盾も感じています。できるだけのことをする。それしか言えません。
今年、あるいは来年も、幼稚園だけでなく、すべての業種で、様々な変更があると思います。幼稚園もそれらに応じながら、新型コロナウィルス感染症の動向も踏まえ、子どもたちの健康と教育を最優先に考えて、行事の変更、教育内容や時間の変更を行うことが今後もあると思います。理解してご協力して下さっている皆様には本当に感謝しております。
予想しなかった出来事に対応する速さと整合性に関しては、個に合わせた対応ができるという意味で、自治体より、個人の方が優秀だと思います。東日本大震災と原発事故の時も、すべてを国や自治体の方向性を伺ってから考えるのでは遅きに失することもある、そう思って考えて行動したことが多々ありました。
今回のコロナ渦では、社会生活を営む上で、感染症という驚異を排除することが不可能であることを事実として受け止め、そのうえで国や自治体の決定に従って、幼稚園を始めなければならないという、非常に苦しい状況下での園生活を行っています。
みなさんご承知の通り、7月半ば頃からの感染状況は緊急事態宣言が出ていた時よりも深刻です。今年はPTAのバレーボール大会も中止の決定がなされました。必ず治る薬も予防法もない、最悪の場合命に係わるか後遺症が残る可能性がある感染症に、かかるかもしれないリスクを冒してまで開催する理由はないからでしょう。
国がGoToトラベル強行中の今、ここでしっかり考えなければならないのは、個人レベルでの判断です。先にも述べましたが、誰も予想しなかった出来事が起こり、現在のところ打開策はありません。それが現実です。まず、命を守る、そのために感染の可能性を少しでも排除する行動を、各自が緊張感を保ちつつ普通のこととして行う必要があると思います。
コロナ禍の私立幼稚園における感染予防を踏まえた運営については、各園の判断でと言われておりますが、基本的には行政の判断と意向をもとに判断して運営を行っております。教育日数については幼稚園は新型コロナウィルス感染症予防を優先してよいということで、皆さんには従来通り夏休みに入っていただきました。
預かり保育も人数が多くならないように、2号認定の方のみで、両親どちらかがお休みの日は休んでいただくようにお願いしています。仕事を始める予定があったけれど、今年はやめたという判断をした方もいます。
状況により、2学期も、密を避けるために分散登園等の対応が続くと思います。園生活をするにあたって、今後、国や自治体から休園要請が出ていない場合でも、保護者の皆様によく考えてご判断いただきたいと思います。
最近は、知り合いの知り合いが感染した、他県にいる親戚が感染した、などの情報が複数聞こえてくるようになりました。周囲のことを考えてきちんと情報発信されている方には頭が下がります。また、県外ですが、園児間の感染も出ているようです。
いつ、だれが感染しても不思議ではない状況の中での園生活をするとしたら、最低限、今までの予防対策だけは継続しなければなりません。メールに添付した市長メッセージの<今回特にお願いしたいこと>と合わせて下記をもう一度確認してください。

  • 登園前に家族全員の検温と体調確認(微熱、下痢、咳、鼻水、倦怠感、食欲不振等)はないか確認し、本人はもちろん、家族の一人が体調不良の場合も登園しない。前日に家族に同様の症状があった場合も登園しない。
  • 感染者と接触、あるいは接触した人と接触したことが判明した場合は2週間登園しない。
  • 体の清潔を保つ(毎日入浴し洗髪する。手洗いをしっかり行う)
  • マスク着用(夏場なので熱中症にならない範囲で)
  • 不要不急の外出は控える。外から帰ったら手洗いをする。
  • 換気をする。
  • 念入りな手洗いと必要に応じて手指のアルコール消毒をする。
何度も繰り返して申し訳ありませんが、三密のうち、密集と密接は、幼児が集団生活する場では、完全に回避することは不可能です。職員も皆さんと同じように、感染予防対策をしながら、仕事以外での行動歴の確認も行っています。上記の対策を皆で継続していきましょう。
夏休みの幼稚園は、預かり保育や消毒作業の他に、個人記録や指導要録などの記入や、2学期以降の行事内容についての計画見直しと立案、アートプロジェクトの細かな計画、他の幼稚園の先生たちと行う研修会の準備や、私立幼稚園協会のwebに載せる動画制作や会議など、幼稚園の教育発展を目指して、それぞれの仕事をしています。
夏休みに入る前に、放送で行った終業式での、夏休み中の3つのお約束です。
②早寝早起き ②3食しっかり食べる ③ 一日ひとつお手伝いをする
免疫力を下げないように、三食しっかり食べて夏休みを元気に過ごしてください。お手伝いも子どもにとっては楽しい遊びです。お手伝いしてありがとうと言われたら達成感も味わいます。
たとえ失敗しても叱らずに、どうすればよかったか、次はどうやるか、一緒に考えることを楽しんでください。指示通りにやることも必要ですが、間違ったり失敗したときになぜそうなったかを考えて、やり直す力はもっと必要です。上手にできたら次のステップに進めますし、何度も繰り返すうちにもっといい方法が見つかります。
以上は、幼稚園の立場でお話しさせていただきました。
社会にはたくさんの職種があり、様々な立場で生活をしていらっしゃると思います。大変な思いをしている方もたくさんいらっしゃるとお察しいたします。本当にお疲れ様です。長梅雨で気温の変化もありますので、どうかお体ご自愛下さい。

6月も半ばを過ぎました。子どもたちの様子です。

給食が始まって1週間が過ぎました。

春から約1か月半お家で過ごした子どもたちが、給食を前にどんな様子を見せてくれるのか、色々な意味で楽しみにしながら、各クラスを覗いています。

初日の給食は具沢山みそ汁でした。

「最初の給食だけどカレーじゃないんでしょ」(例年、初回は食べやすさを1番に考慮して親しみのあるカレーライスなのです。よく覚えてますね)

「そうだよ、みんなの体の事考えて、カレーよりもっと栄養のあるメニューにしたからね。今年は野菜と発酵食品推しのメニューだよ」

 発酵食品、ビタミン、タンパク質etc. 年長さんは今までの学習経験から、色々なことを知っています。体をつくるために必要な食べ物、旬のおいしい食材、自然に受け入れてしっかり食べる子が増えたと感じています。

揚げ出し豆腐の日、お皿に乗った肉そぼろ餡たっぷりの揚げ出し豆腐を前に、何だかわからないから、手を出さないでおこう…という心の声が聞こえてきそうな年少さんが、ご飯とみそ汁から食べ始めていました。(もちろん、中には大きなお豆腐にかぶりついている頼もしい子もいました!)

本来なら、一口で入らないものは、箸で半分に切るなど、食べ方を教えるのですが、今年は、新型コロナウィルス感染リスク軽減を念頭に、口に入れるまでの時間短縮、先生との関わりを短縮するべく、そのままパクリと食べられる小さいおかずにしてもらうよう、お願いしていました。しかし、キッチンの方でうっかりいつもの大きさで出してしまったのです。

どうやって食べていいかわからないから手を付けてもらえないお豆腐を半分に切って「はい、食べてごらん、おいしいよ~」と差し出すと、パクリとかじってその後は、ぱくぱく食べてくれます。「先生、これ切れないよ」「どれどれ、こうやるんだよ」そんなやり取りをしながら(感染に気を付けながら)年少さんを回って来ました。

食べる意欲は人間が本来持っているもの。

それを引き出してなおかつ安全で栄養のあるおいしい旬の食材を自らチョイスして食べることができる人間に育てるために、素材選びはもとより、食べる環境も、材料の切り方や調理の仕方、提供の仕方も考える必要があります。

本来なら前述のようなやり取りをしながら食事をすることで、会話やしぐさからいろいろなことを学んでいくのです。感染リスク軽減はもちろん大事、それを最大限行いながらの教育を行うには何をチョイスして何を諦めたり後回しにするか、日々考えて情報を探っていきたいと思います。

「先生、給食が始まってよかった~」とお母さんたちから声をかけられました。お子さんの体のことを考えて、一生懸命食事を作ってくれていたからこその言葉だと、子どもたちの給食の様子を見てわかりました。

みんな、よく食べているのです。

食べる意欲に満ち溢れているのです。

食べる意欲=生きる意欲とも言えると思います。

おうちで、きちんと食事を作ってもらって、会話をしながら、おいしく楽しく食べていたからだと思いました。

先日、他の幼稚園の先生方との会議の際に、休園していた時の保護者のお話として、「休みになって、子どもと何をしていいかわからない」という声が聞かれたというお話を伺いました。出かけられないからお家で過ごす時間が多かったからだと思います。

前にも書きましたが、食事作りを家族でするのはとても良いことだと思います。

何しろ、おいしいものが目の前で出来上がるのを見られるわけですし、食材の感触や、匂いや、調理の音や、実際に水を出して野菜を洗ったり、ちぎったり、お皿を出して並べたり、お手伝いをするとお母さんの喜ぶ顔も見られます。

家の中で、料理ほど、バラエティに富んだドキドキする経験ができる機会はありません。しかも、毎日違う食材が出てきたり、同じ食材でも調理法が違ったりします。

料理はとても面白い上に生きるために必要なスキルです。

子どもは遊びながら社会のルール、道具の使い方、人との接し方などを学んでいきます。子どもにとっての遊びとは、おもちゃやお出かけやゲームだけではありません。

大好きなお母さんやお父さんおじいちゃんやおばあちゃんと一緒にする、料理も片付けもお風呂掃除も、興味を持って新しい発見をしながらやることはすべて、遊びです。だって、興味があって、やるとお母さんたちが一緒に笑ったり、失敗したらもう一度やり直して成功したり、だんだん上手になったり、工夫が楽しくなったりするんですから。

もし、子どもと一緒に何をして遊んでいいかわからない。と思うことがあったら、一緒にご飯を作って楽しんでください。そして、失敗も次の成功につながるような声かけをしてあげて下さい。10年後にはきっとお母さんのかわりに夕食を作ってくれるようになると思いますよ。

さて、泣く子泣かない子どちらも、元気に登園してくれてとても安心しています。

泣く子も元気、という表現はあまりないかもしれませんが、泣く子も笑顔の子も、どちらもとても自然な子どもの姿だということです。

新入園児さんが、お母さんと離れるとき、遊んでいて思い出したとき、眠くなったり疲れたりしたときに泣くのは普通のことです。笑ったり泣いたり怒ったりと、喜怒哀楽の表現が自然に出るのはあたりまえのこと。

夢中で遊んでいるときはお母さんのことは思い出しませんが、活動の切り替わるタイミングや、食後に眠気も催してきたころに、お母さんを思い出して泣くこともまだあります。

みんなお母さんが大好きですから、当然です。周り(社会)が見えてきて、お友達が出来て、やりたいことが出て自ら遊びたいと思うようになると、お母さんを思い出して泣くこともなくなります。それも寂しいですがね。

登園後に粘土遊びを楽しむ子が多く、私も大好きなので、あちこち回って、犬や猫や恐竜やヘビ、苺のケーキにホットケーキ、餃子にドーナツといろいろな形を作って一緒に遊んでいます。

粘土遊びは幼稚園だけで楽しんでいるのはもったいない!

親子で遊べる、しかも場所も取らないし、どこでもできる上に、粘土は値段も安い!

ぜひ、お母さんお父さん一緒に粘土遊び楽しんでください。粘土遊びはなかなか奥が深いですよ。

できれば、少し硬めの粘土を購入することをお勧めします。幼児用は年々柔らかくなっており、(多分、幼稚園の先生たちの要望なのだと思います)すぐに丸めたりできるのですが、動物を作っても、しっかり立たずにふにゃりと崩れてしまいます。(昔の粘土はキリンも象もしっかりと作れました)

当園では、水粘土を使う機会もありますので、力を込めて粘土をこねて思うように形を作る、という経験もします。

ご家族で粘土、ぜひ遊んでください。作って見せると子どもに尊敬のまなざしで見られますよ。そして、粘土にはまる方、必ずいらっしゃると思います。

さてさて、3密のうち、密閉以外は園生活においては避けられない旨、すでにお知らせしました。

暑くてマスクなどしていられませんが、活動の際、お話を聞く時はマスクをして、動くときは外すなど、年長さんは先生の指示で上手に動いてくれています。

雨が降ったりやんだりの今日は、うめ組さんに、「ふじ組さんの面倒見て、一緒に遊んでね」とお願いして、ホールにおいて、カプラで遊びました。自分より小さい子に目線を合わせて話しかけながら、遊び方を教えてあげていました。ふじ組さんもお兄さんお姉さんと一緒によく遊んでいました。

幼児期の経験は、学童期のそれとは違います。

ここでしか、今しかできない経験が、思う存分心置きなくできるように、とりあえず、新型コロナウィルス感染症の検査が誰でも定期的にできる医療体制が整うことを願うばかりです。

緊急事態宣言発令中と解除後の違いについて考えてみました。

令和2年5月16日

保護者各位

学校法人福島わかば幼稚園
園長 草野美恵子

緊急事態宣言解除を受けての今後について

4月16日に緊急事態宣言が全国に拡大され、さらに延長があって約1か月が過ぎました。皆さんそれぞれの立場で、この緊急事態宣言の下、ご家族をはじめ仕事の同僚や部下を感染から守りながら対応して来られたとお察し致します。本当にお疲れ様です。
5月14日に首相の解除会見、昨日は福島県知事の解除会見がありました。
幼稚園という立場で緊急事態宣言解除をどう受け止めればよいのか。
教育者を自負している園長先生たちは、戸惑いと不安と国への疑念を胸に、子どもたちの命を守るためにできうる対応を考えて実行するために、考え抜いて決断すると思います。
まず、国の、心理操作、情報操作、記者の質問についての事前の根回しはあって当たり前の会見を、出来る限り客観的に数値を意識して聞きました。数例挙げてみます。
重傷者が6割に減少した=重傷者はまだ6割存在する。
日本は死亡者が圧倒的に少ない=日本には死亡者が700人以上いる。
海外に比べて感染者が圧倒的に少ない=日本の圧倒的に少ない検査数でも15,000人以上感染していて現在も闘病している人が5,000人以上いる。
薬やワクチンの開発を急いで進めている=今は薬もワクチンもない。
なるほど、これが現実です。
そして、未だに、体調不良を訴えても、PCR検査のハードルは果てしなく高い。感染者が出ていないのではなく、検査を受けられないから感染していてもわからない方がいると思われます。
免疫力が高い方は感染しても症状が出ないか、軽症で治ってしまうと言われています。全員がそうならよいのですが、人の体はそれぞれですし、同じ人でも免疫が低下していることもあるでしょう。
感染したら重症化する方、亡くなる方、治っても後遺症が残る方がいる、それが、子どもたちや職員である可能性は大いにある。それ以前に、検査→入院治療という、他の病気なら当たり前の医療が受けられずに苦しむ可能性も高い。
すぐに検査が受けられることを含め、入院受け入れ等の医療体制が整った状況であれば納得するのですが、現在のところ、体調不良で感染の不安を訴えて受診しても、対症療法の薬を処方されるだけで、新型コロナウィルス感染症の検査はしてもらえないと複数聞いております。
福島県知事も感染者が出ていないということを判断材料のひとつとしてお話していましたが、検査してもらえない現実において出ていないという状況は、残念ながら判断材料にはならないのではと思います。
つまり、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、状況は何も変わっていないのです。何しろ、検査ができないのですから。
何度も言いますが、入院受け入れ等の医療体制が整った状態で、病院ですぐに検査が受けられるようになることが、登園していただける目安だと考えています。
とはいえ、幼稚園に登園できる目安と登園の仕方についても、すでに考えて計画は済んでいます。未知のウィルス感染を隣においての集団生活ですから、いつからなら安全とはっきり言えないのが歯がゆいのですが、6月1日からを目安に、下記の方法での登園を計画しています。もちろん、その前に状況が改善(検査が受けられる、感染した場合は医療機関に確実に受け入れてもらえる)すれば前倒しします。
県知事さん、市長さんに頑張っていただきたいところです。
以下、登園についての計画です。
登園日についての詳細は20日~22日の間にご連絡致します。
  1. 新入園児さんの親子登園(クラス時間差分散登園、1クラスに親子5~6組)
    初めての幼稚園、お母さんと別れるときに涙も出ると思います。
    通常なら少しずつ泣かなくなって園に慣れるまで週間程度。涙や鼻水を拭いてあげつつ抱っこしたり手をつないだりしながら慣れてもらうのですが、あまりにも感染の危険が高すぎます。数回の親子登園で園に慣れてもらって、泣かないで登園できるようにしたいと思います。
  2. 年中さん年長さんの時間差分散登園
    こちらも1クラス8~10人程度に分散して行う予定です。向かい合わずに座れるように、懐かしい机(当園出身の祖父母のみなさんが使っていた机です)を磨いて準備しました。保育内容は一斉保育中心に1クラスを3クラス以上に分散して活動します。
  3. 新2号認定の方の登園について
    現在数名のお子さんが登園しています。祖父母等が保育可能な方など、家庭での保育が可能な方は、感染リスクを減らすために預かり保育の利用を極力控えていただいておりますが、仕事の調整や家庭での保育が難しい方については、順次お預かりしておりますのでご連絡ください。
「新しい生活様式」は限りなく個人の危機意識と危機管理能力に左右される予防方法だと思いました。危機意識については個人差があることを日々感じているからです。
集団生活を可能とするか否かのボーダーラインをどこに持っていくのか。
日常を取り戻すというが、日常とは何なのか。
命を脅かす未知のウィルスが隣にあるのが日常となっていいのか。
必要以上に不安になってはいけませんが、恐れることは大切です。そうすることで命を守ることができるからです。
新型コロナウィルス感染症が発生する以前の日常と、現在の日常の違いは、命の守り方に新しい学習と工夫が必要になったことです。そして、その学習についての教科書はまだありません。
ではどうするかというと、自分で情報収集して学習して考えて生きていくしかありなせん。当たり前といえば当たり前のことなのですが、今は、新型コロナウィルス感染症対策としてそれを確実に行うことでしか、命を失うリスクを減らすことができないのです。ただ、情報は正しく出してもらえない場合が多々あるということも忘れずに。
国や自治体や関係機関の長が出す情報、様々な方面の有識者の見解、一般の方の見解や体験談、ブログ、YouTube、Twitter等を検索して得た情報を読み取って考える。家族の命を守りつつ、仕事で収入を得て、立場によっては部下の家庭も収入も守らなくてはならないでしょう。それがしばらく続く日常です。日常とはいかに多彩に頭も体もそして時間もうまく使わなければならないことかと思いますね。
日常を眉間にしわを寄せて生きるか、涼しい顔をして生きるかは自分次第だと思って過ごしたいと思います。
幼稚園では職員や現在登園しているお子さんに少しでも体調の変化がある場合、直ちに休んで病院に行ってもらうようにしています。ただの風邪、花粉やほこりでも咳やくしゃみは出ます。普段なら気にする必要がない変化も見逃さず、対応してもらうようお願いしています。
感染症リスク回避プラス、ベテランが気づきを多く持って帰ってくれることを期待して家庭訪問を主任2名に固定して行っています。預かり保育担当も感染症予防の観点から固定にし、園内の消毒作業も毎日行っています。保育計画の変更修正や準備も行いました。
みなさんが園の近くを車で通ることもあると思い、鯉のぼりも毎日泳がせてもらっています。花も枯れないように、平日は預かり保育の職員と子どもたちが、土日は私かしもん君が水をあげています。そういった環境としての日常ひとつでも、誰かが何かをしないと保つことはできないですから。
さて、ダンスや手遊びや折り紙を少しは楽しんでいただけたでしょうか。
しもん君の動画を見て一緒に描いた絵は、あとで壁に貼ってつなげてみんなで鑑賞したいと思います。登園の際に持ってきてくださいね。楽しみにしています。

通算4回目の訪問のお知らせです。

令和2年5月11日

保護者各位

学校法人福島わかば幼稚園
園長 草野美恵子

現在の状況と教材等配布についてのお知らせです

緊急事態宣言が延長され、あとは各自治体ごとの判断ということになりました。福島市内の学校関係は分散登校などが始まっているようですが、新型コロナウィルスに関しての情報がしっかりと出ていないことから、まだ解明されていないことが多いと感じることや、学校再開等で濃厚接触が増えることにより、感染者が増える可能性があることから、園児の命を預かる幼稚園としては、まだまだ気の抜けない状況だと判断しております。
  現在は預かり保育のお子さんが数名登園し、何とか距離を保つ努力をしながら保育をしています。
万が一感染しても、しかるべき治療が受けられて完治するのなら、安心して園生活を再開することができます。ご存知の通り、今はまだそこに至ってはいない状況です。
 先のお知らせにも書きましたが、市内での感染者が一定期間出ていない状況に加え、すぐに検査が受けられることを含め、入院受け入れ等の医療体制が整えば、少しずつ登園していただけると考えています。
 さて、本日11日の午後と明日12日に、教材やお手紙等を持って訪問させていただきます。前回同様、インターフォン越しに挨拶させていただいて、玄関先に置いていきますので、ご確認していただくようお願いします。
一緒にPTA役員選出についてのお手紙をお配りします。
 三密を避ける意味でも総会は開催できませんので、書面にて立候補を募りたいと思います。PTA活動に関しては、感染予防第一に行うことになります。ご負担にならずに役員としての良い経験をしていただけるように配慮したいと思います。よろしくお願い致します。
動画配信および動画の利用について
 5月9日に下記の目的で、第1回目の動画配信をしました。ご覧頂けたでしょうか。
①園の職員の顔を覚えて親しんでもらうこと
②毎日ラジオ体操をして体を動かしてもらうこと
③園の様子を見て楽しんでもらうこと
 今回は、画用紙や折り紙が入っています。これから、毎月の制作や絵画指導なども動画にて配信し、一緒に制作していただきますので、楽しみにしていてください。
 園での教育をリモートで提供することは、初めてになります。当然のことながら、ご不便をおかけすることもあると思いますが、家庭で上手に利用して頂くようお願いします。
 これから登園が可能になっても、このような形での情報や教育の提供は続けたいと考えています。
 また、動画鑑賞の際のIDとパスワードは保護者限定で利用して頂くようお願いします。

現在までの経過ご報告と休園の延長についてのお知らせです。

令和2年5月4日

保護者各位

学校法人福島わかば幼稚園
園長 草野美恵子

現在までの経過ご報告と
休園の延長についてのお知らせ

新緑がまぶしい季節になりました。入園進級から、もう少しで1か月になりますね。皆さま、それぞれの状況で様々な思いを抱いて、毎日をお過ごしのこととお察しいたします。まずは、このひと月の主な経過をご報告いたします。
4月20日、21日の両日、新型コロナウィルス感染症予防による自由登園が始まった2月から数えて3回目の、絵本を持っての訪問をさせていただきました。1回目と2回目は私も含めて教諭全員で訪問しましたが、3回目は更なる感染予防のため、主任だけで訪問しました。
留守のご家庭もありましたが、在宅していた方は、みなさん、元気に過ごしていたこと、みんなの家を覚えて近隣の様子も知る事ができてよかったと、主任ふたり、笑顔で報告してくれました。
4月最後の日は、桜並木の背景、盛花、鯉のぼり、いいお天気!を準備して、希望された新入園児ご家族15組に、記念撮影を楽しんでいただきました。
もちろん、新型コロナウィルス感染予防のため来園を見合わせた方も多数いらっしゃいました。かわいい制服姿の子どもたちに、あまり近づくことができない状況でしたが、微笑ましい親子の様子を見せて頂きました。ありがとうございました。
さて、先週末、県教育委員会が、「教育活動の再開について一定の期間が必要となることから、5月7日以降も当面休業延長する」旨の通知を、市町村の教育委員会あてに通知したことを受け、休園をとりあえず5月8日まで延長する旨のメールを配信しました。
とりあえず、としましたのは、市は県からの要請を待つスタンスだったので、何らかのアクションがあるとすれば、連休に入ってからだろうと予想したからです。それを受けて、当園の予定をある程度先まで決めてお知らせしたいと考えていました。
そして、本日、首相から緊急事態宣言の延長が正式に発表されましたね。
首相は「やりたいことやらねばならないことがたくさんあるけれど、まだほとんどやっていないからこれからがんばる」ということ、そして、「精神論で困難が乗り越えられる」とおっしゃっていたようでした。
今現在の、リアルな私たちの様々な不安を少しでも解決しながら生活していくためには、私たちが自分の頭で考えて、自分の責任で行動するしかないと改めて自覚させられる会見でした。
つきましては、国の緊急事態宣言の延長を受け、5月11日からの通常再開は難しいと判断し、5月31日まで感染予防のための休園継続といたします。
今までと同様に、仕事の調整をすることが難しく、保育可能な祖父母等もいないなど、やむを得ない事情の方はお預かりさせていただきますので、遠慮なく申し出て下さい。
職員の感染予防については、皆さん同様毎朝の検温と健康状態の記録を始め、携帯消毒液の配布、外出自粛要請等の指導を行っています。定時退勤で週2日はしっかり休養する等の労務管理を行って疲れをためないように配慮もしています。
しかしながら、ウィルス感染の経路がわからないケースも出ていている今、職員が絶対に感染しないという保証はありません。悲しいことですが、園に来ることが感染リスクを増やすことになるのは事実なのです。
今後についてですが、これまでの「5月の連休明けから幼稚園での教育を始める」という考えから、先の予定が見えない日が続く今、「感染しないで幼稚園の教育を提供するための新しい幼稚園の形を具現化する」という考えに変えました。
新しいことを始めるには準備も必要ですが、待ったなしであることも重々承知しておりますので、今週中を目途に、幼稚園教育を、いつ、どのような形で皆さんに提供するかについて準備をさせてください。
休園が解除できる状況になった際は、分散登園、時間差登園、時短当園などを計画していますが、どんなに予防しても、人と人が触れ合う環境である以上、今後、園関係者からも感染者が出ることはほぼ間違いないと思います。
園生活を再開するにあたっての私の一番の不安は、感染もそうですが、医療整備の遅延です。今の段階では、感染した際に、速やかに医療機関に繋がらない可能性が大きいということは、一番大きな不安材料です。
症状が出た際に、検査どころか、すぐに受診さえできない、というのが現状です。マニュアルに従って電話をしても繋がらない、という状況も聞こえてきますし、国内でも、指示通りに自宅待機していて急変して亡くなる人も複数出ています。
もし、園関係者から感染者が出た際に、自宅待機あるいは指定ホテルに収容されて待機している間に急変したら…。想像したくありませんが、その可能性はあるのです。
医療体制(すぐに受診できる、検査もできる、医療設備が整った病院に入院して治療が受けられる等)が整備されていない現段階では、「新型コロナウィルスに感染しないこと」これしか、命を守る方法がありません。
治療薬やワクチンはまだまだ先に話だとしても、医療の受け入れ体制がしっかりと整備され、症状が出たらたとえ夜中でも、すぐに医療機関で診てもらえる福島市になれば、感染予防はしながらですが、先述した分散登園などの工夫をして、園生活を満喫してもらうことが可能になります。
国の考えや政策がどうであれ、市民の生活、子どもの教育のために、福島市独自で早急に対策を行うべきと言いたいのは、皆さんも同じだと思います。
現実には、福島県は感染者の情報もあまり出してくれないようですから、感染経路も濃厚接触者も曖昧で、自分や自分の周囲の人間が接触した可能性を探ることもままなりません。
感染者を差別しないようにとの通知文は何度も来ていますが、いじめのような差別をするのは当然のことながら論外です。しかし、誰が感染しても不思議ではない現状において、情報を得て感染の可能性を探って予防するのは、市民全員がやるべき当然の行いだと思います。予防対策を講じるにも情報は不可欠なのですが。
スマホが普及して、情報は手のひらにあるような気分になっていますが、いざとなると欲しい情報が手にはいらないのは、原発事故の時と同様です。そんな日本社会で、私たちひとりひとりがしなければならないのは、正しい情報を選び取り、自ら判断して行動することです。それぞれの大変なご事情を鑑みても、何をするのにも、お子さんの、ご家族の命を守ることを最優先に判断をしていただきたいと思います。
皆さん、生活すべてに心配事があるに違いない毎日とは思います。その中で、それぞれの役割を果たしながらの生活は、楽ではないこともお察しいたします。
しかし、この状況がしばらく続くとしても、感染予防を徹底して、皆が健康で生きて行けるのであれば、何ものにも代えがたいと思います。
状況は日々変わると予想されますので、その場合は速やかにご連絡致します。
園の様子、職員からの発信もブログやインスタグラムにて行っておりますので、見ていただければ幸いです。
来週中に、またお楽しみをもって訪問する予定ですので、近くなりましたらご連絡致します。
取り急ぎの連絡となりましたが、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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