5日間除草していただいたきれいな園庭で、盆踊りを開催することができました。お忙しい中除草に来てくださった皆さん、暑い中での盆踊り参加、そして、わかば美術館を鑑賞して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
コロナ禍2年目の今年は、インスタグラムのほかに、園の様子を知っていただくために、おうちえんにドキュメンテーションを載せています。
「写真楽しんで見ています」「家では静かなのに幼稚園では積極的にやっていて驚きました」など声をかけていただきました。いつも皆と絵の活動をしている志門くんがドキュメンテーションを制作しているので、普段の自然な様子を楽しんでいただけると思います。
さて、1学期も無事に終わって、今日からいよいよ夏休みです。昨年度に引き続き、どうしたら、新型コロナウィルス感染の確率を減らして園生活で必要な触れ合いができるのかを考え、園の方針として、マスク着用、分散での登降園、少しでも咳が出るなどしたら家庭で療養する等の対応に協力していただきました。
おかげさまで、感染症は何一つ流行することなく、計画した教育活動を行い、楽しく過ごすことができました。本当に感謝申し上げます。
「もう、マスクも自粛も慣れちゃったからぜんぜん平気よ。出かけなくても子どもは庭で元気に遊んでるし」と笑顔で話してくれるお母さんたち、素敵だなぁといつも感心しています。
そんなご家庭のお子さんたちもみんなとても健やかで安心しています。
すいか割りも趣向を変えて楽しく行いました。割った西瓜は子どもたちには「あとでみんなで食べるからね」と言いましたが、コロナ禍ですので、別の西瓜を給食時に味わってもらいましたのでご心配なく。
子どもたちが食べたスイカポンチは、サイダーのシュワシュワ音と一緒に「おうちえん」に載せていますのでご覧になって下さい。残った皮でも楽しんでもらいました。
園生活を継続させるための大前提は、健康と安全です。特に今はコロナ禍。
「コロナにかかったら治せばいいんだ」最近、ある会議の席で新型コロナワクチンを2回接種終了したという、マスクをしない人の口から出た言葉です(ワクチン接種後もマスクは必要と言われています)。
新型コロナウィルス感染症などないと思っている人もいる社会ですから、いろいろな考えがあるとは思います。原発事故の放射線被害の際も感じましたが、見えないものからどうやって身を守るのか、情報の選択と対応をできるだけ正しく行う必要があります。
新型コロナウィルスに感染したら治せばいい、そうですね。治ればいいと思います。しかし、現実には日本においても累計1万5千人ほどの人が治らず亡くなり、世界では400万人以上が亡くなっています。
社会には様々な人がいて、生活する中でも様々な人と関わって生きているのが現実です。そして、疾患を持つ人が一人もいない、高齢者が一人もいない社会など存在しません。
それぞれの考えがあるとしても、社会の一員として生活している以上、自分や家族以外の人たちのことも、ちゃんと考えなくてはなりませんし、もちろん皆さんしっかりと考えて生活しておられます。
長いコロナ禍、どう過ごせば、感染を広げずに社会生活を継続させられるのか、健康も教育も経済も守っていくには何に気を付けてどう生活すればいいのか。今後の状況の変化を見ながら園生活、園に関わる皆さんの健康を継続して行くために、引き続き感染予防を徹底しながら、教育の密度の濃い園生活を計画して行きます。
そして、改めて夏休みのお約束をお知らせします。
- 3食しっかり食べる。
- 1日ひとつお手伝いをする。
- 早寝早起きをする。
とても簡単な約束ですが、発展させると楽しみながら学習もたくさんできます。
食事のメニュー作りからお子さんと一緒に考えてみても面白いし勉強になりますね。材料ひとつひとつの生産地や生産者を調べてみるのも楽しいと思いますし、家族の人数分の量を測って準備すると、数量や計算について興味を持つことができます。
例えば、毎日の朝食を絵日記にすると思い出にも記録にもなります。朝ごはんを作ってしっかり食べることを目標にすると早起きも楽しくなります。お米を研ぐ係に任命して、炊けたご飯を家族がおいしく味わってくれたら、最高のご褒美になりますね。
お手伝いは簡単に子どもができることからチャレンジさせて自信をもたせ、やる気を広げて下さい。得意になったことは継続して任せると習慣として行えるようになります。できることが増えるのは本人もうれしいしお母さんも助かりますね。
暑くて忙しい夏休みは、幼児期のお子さんと一緒にいろいろな経験を楽しめる貴重な毎日です。子どもはあっという間に成長しますから、豊かな時間となるように3つの約束を守りながら一緒に楽しんで下さい。
オリンピック開催での感染拡大も懸念されている状況下です。気を付けて過ごすに越したことはないと思います。休みが明ける前に、またご連絡いたします。楽しい夏をお過ごしください。