園長から伝えたいこと

現在までの経過ご報告と休園の延長についてのお知らせです。

令和2年5月4日

保護者各位

学校法人福島わかば幼稚園
園長 草野美恵子

現在までの経過ご報告と
休園の延長についてのお知らせ

新緑がまぶしい季節になりました。入園進級から、もう少しで1か月になりますね。皆さま、それぞれの状況で様々な思いを抱いて、毎日をお過ごしのこととお察しいたします。まずは、このひと月の主な経過をご報告いたします。
4月20日、21日の両日、新型コロナウィルス感染症予防による自由登園が始まった2月から数えて3回目の、絵本を持っての訪問をさせていただきました。1回目と2回目は私も含めて教諭全員で訪問しましたが、3回目は更なる感染予防のため、主任だけで訪問しました。
留守のご家庭もありましたが、在宅していた方は、みなさん、元気に過ごしていたこと、みんなの家を覚えて近隣の様子も知る事ができてよかったと、主任ふたり、笑顔で報告してくれました。
4月最後の日は、桜並木の背景、盛花、鯉のぼり、いいお天気!を準備して、希望された新入園児ご家族15組に、記念撮影を楽しんでいただきました。
もちろん、新型コロナウィルス感染予防のため来園を見合わせた方も多数いらっしゃいました。かわいい制服姿の子どもたちに、あまり近づくことができない状況でしたが、微笑ましい親子の様子を見せて頂きました。ありがとうございました。
さて、先週末、県教育委員会が、「教育活動の再開について一定の期間が必要となることから、5月7日以降も当面休業延長する」旨の通知を、市町村の教育委員会あてに通知したことを受け、休園をとりあえず5月8日まで延長する旨のメールを配信しました。
とりあえず、としましたのは、市は県からの要請を待つスタンスだったので、何らかのアクションがあるとすれば、連休に入ってからだろうと予想したからです。それを受けて、当園の予定をある程度先まで決めてお知らせしたいと考えていました。
そして、本日、首相から緊急事態宣言の延長が正式に発表されましたね。
首相は「やりたいことやらねばならないことがたくさんあるけれど、まだほとんどやっていないからこれからがんばる」ということ、そして、「精神論で困難が乗り越えられる」とおっしゃっていたようでした。
今現在の、リアルな私たちの様々な不安を少しでも解決しながら生活していくためには、私たちが自分の頭で考えて、自分の責任で行動するしかないと改めて自覚させられる会見でした。
つきましては、国の緊急事態宣言の延長を受け、5月11日からの通常再開は難しいと判断し、5月31日まで感染予防のための休園継続といたします。
今までと同様に、仕事の調整をすることが難しく、保育可能な祖父母等もいないなど、やむを得ない事情の方はお預かりさせていただきますので、遠慮なく申し出て下さい。
職員の感染予防については、皆さん同様毎朝の検温と健康状態の記録を始め、携帯消毒液の配布、外出自粛要請等の指導を行っています。定時退勤で週2日はしっかり休養する等の労務管理を行って疲れをためないように配慮もしています。
しかしながら、ウィルス感染の経路がわからないケースも出ていている今、職員が絶対に感染しないという保証はありません。悲しいことですが、園に来ることが感染リスクを増やすことになるのは事実なのです。
今後についてですが、これまでの「5月の連休明けから幼稚園での教育を始める」という考えから、先の予定が見えない日が続く今、「感染しないで幼稚園の教育を提供するための新しい幼稚園の形を具現化する」という考えに変えました。
新しいことを始めるには準備も必要ですが、待ったなしであることも重々承知しておりますので、今週中を目途に、幼稚園教育を、いつ、どのような形で皆さんに提供するかについて準備をさせてください。
休園が解除できる状況になった際は、分散登園、時間差登園、時短当園などを計画していますが、どんなに予防しても、人と人が触れ合う環境である以上、今後、園関係者からも感染者が出ることはほぼ間違いないと思います。
園生活を再開するにあたっての私の一番の不安は、感染もそうですが、医療整備の遅延です。今の段階では、感染した際に、速やかに医療機関に繋がらない可能性が大きいということは、一番大きな不安材料です。
症状が出た際に、検査どころか、すぐに受診さえできない、というのが現状です。マニュアルに従って電話をしても繋がらない、という状況も聞こえてきますし、国内でも、指示通りに自宅待機していて急変して亡くなる人も複数出ています。
もし、園関係者から感染者が出た際に、自宅待機あるいは指定ホテルに収容されて待機している間に急変したら…。想像したくありませんが、その可能性はあるのです。
医療体制(すぐに受診できる、検査もできる、医療設備が整った病院に入院して治療が受けられる等)が整備されていない現段階では、「新型コロナウィルスに感染しないこと」これしか、命を守る方法がありません。
治療薬やワクチンはまだまだ先に話だとしても、医療の受け入れ体制がしっかりと整備され、症状が出たらたとえ夜中でも、すぐに医療機関で診てもらえる福島市になれば、感染予防はしながらですが、先述した分散登園などの工夫をして、園生活を満喫してもらうことが可能になります。
国の考えや政策がどうであれ、市民の生活、子どもの教育のために、福島市独自で早急に対策を行うべきと言いたいのは、皆さんも同じだと思います。
現実には、福島県は感染者の情報もあまり出してくれないようですから、感染経路も濃厚接触者も曖昧で、自分や自分の周囲の人間が接触した可能性を探ることもままなりません。
感染者を差別しないようにとの通知文は何度も来ていますが、いじめのような差別をするのは当然のことながら論外です。しかし、誰が感染しても不思議ではない現状において、情報を得て感染の可能性を探って予防するのは、市民全員がやるべき当然の行いだと思います。予防対策を講じるにも情報は不可欠なのですが。
スマホが普及して、情報は手のひらにあるような気分になっていますが、いざとなると欲しい情報が手にはいらないのは、原発事故の時と同様です。そんな日本社会で、私たちひとりひとりがしなければならないのは、正しい情報を選び取り、自ら判断して行動することです。それぞれの大変なご事情を鑑みても、何をするのにも、お子さんの、ご家族の命を守ることを最優先に判断をしていただきたいと思います。
皆さん、生活すべてに心配事があるに違いない毎日とは思います。その中で、それぞれの役割を果たしながらの生活は、楽ではないこともお察しいたします。
しかし、この状況がしばらく続くとしても、感染予防を徹底して、皆が健康で生きて行けるのであれば、何ものにも代えがたいと思います。
状況は日々変わると予想されますので、その場合は速やかにご連絡致します。
園の様子、職員からの発信もブログやインスタグラムにて行っておりますので、見ていただければ幸いです。
来週中に、またお楽しみをもって訪問する予定ですので、近くなりましたらご連絡致します。
取り急ぎの連絡となりましたが、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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