令和2年4月18日
保護者の皆様
学校法人福島わかば幼稚園
園長 草野美恵子
雨模様の一日となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、昨夜、各私立幼稚園、小中高校あてに、下記のメールが届きましたことを受け、福島わかば幼稚園の対応についてお知らせいたします。
新型コロナウィルス感染症対策のための一斉臨時休業について(依頼)
新型コロナウィルス感染症対策に関して、政府対策本部による緊急事態宣言が令和2年4月16日に全都道府県に拡大して発令されました。
本県においても陽性患者の発生が連日確認されるなど、感染拡大を抑えるうえで非常に重大な局面にあることから、設置する学校について下記の通り、対応するようお願いいたします。
1.臨時休業の実施
4月21日(火)以降、5月6日(水)まで臨時休業を実施するようお願いします。
休業期間中の部活動についても中止いただくようお願いします。
2.幼稚園設置者における対応
医療従事者や社会の機能を維持するために就業を継続することが必要な方、ひとり親家庭などで仕事を休むことが困難な方の子ども等については、預かり保育が提供できるよう適切な対応をお願いします。
以上の通達を受け、当園では、5月6日まで休園(自由登園は5月8日まで)とします。
バスも運行しません。
メールでも連絡した通り、仕事の内容によりやむを得ない方についてはお預かりしますので、メールシステムの出欠連絡に書き込んでください。
今までこのような通達がなかったために、私立幼稚園の理事長先生園長先生は、自園の子どもたちを守るために、保護者の皆さんの気持ちや事情、子どもの教育についてもよくよく考えて対応をして来ました。
県も、市も、こうしてください、こうしましょう、という指示は一切せずに、各園の対応に任せるというスタンスでした。各園によって、対応が少しずつ違っていたのはそういった事情があってのことです。
当園も「○○幼稚園は休園なのになぜ休園にしないのか」等々、名前を名乗っていただけない方からのお電話をいただいたり、反対に「登園してだめなんですか」と聞かれたりもしました。
感染力が非常に強い、無症状の感染者がどこにいるかわからない、潜伏期間が14日もある、ワクチンも薬もないという未知のウィルスを前に、国も地方自治体もリーダーシップを発揮してくれないのだな。決断もしないのだな。と感じるばかりだったのは、もちろん、私や私立幼稚園の園長先生方だけではなかったと思います。
そんな状況下で、私が、そして皆さんができるのは、何度も言いましたが、「命を守ることを最優先に判断する」ことだけです。
当園の保護者の皆さんは、しっかりと考えて判断をして、現在はやむを得ず仕事を続けなければならない方以外、みなさんしっかりとお家で過ごしていただいております。諸事情ある中、賢明なご判断だと思います。
お子さんの、ご自分の、ご家族の命を守るために、今まで同様、下記について強くお願い申し上げます。
①できる限り人と触れ合わないことをおすすめします。無症状の感染者がいるとされる以上、誰が感染していてもおかしくはありません。私たち園の職員も例外ではないと思っています。(公園等の遊具も危険と思われます。人がいない屋外で遊んだとしても、必ず手をしっかり消毒したり洗ったりしてください)
②働いている方は職場に強く交渉して、休暇取得やテレワーク、時短をしてもらうことをおすすめします。(職場からの休業補償もありますから、できる限り家にいられるようにしてください)
③清潔保持を心掛け、石鹸での手洗いをしっかり行ってください。
④規則正しい生活をして栄養バランスの良い食事を作ってください。(たとえば、おかずが1品でも、たくさんの素材が入っていれば十分です)
経験のないことばかりではありますが、今やることはひとつだけ、「感染しないこと」です。
そして迷ったら、「命を守ることを最優先に判断する」ことです。
大切なことはたくさんあると思いますが、命さえあれば、後でちゃんとやり直せます。
命だけは失ったら終わりです。取り戻すことはできません。
命が大事。だから感染しないようにする。
お子さんの命を守れるのは、国でも地方自治体でもなく、保護者の皆さんの判断と行動のみです。
現在、職員は小さいお子さんがいる先生以外、出勤しております。子どもたちが登園する日のために、保育の計画と準備(新型コロナウィルス感染症対策のための、時差登園、分割登園の計画と保育教育内容の検討、日誌等テンプレートの改変、環境整備)や、園外での研修ができないため園内研修、自己研修などを普段の仕事にプラスして行っています。
園の様子や職員の様子などを、インスタグラムに載せています。今後、また絵本を準備したいと思っています。訪問が叶わない場合は郵送する予定です。
楽しみに待っていてください。